花田 信弘先生 講演会 / 鶴見大学歯学部 探索歯学講座教授

9.5(sun) 12:00〜13:30

う蝕・歯周病予防最前線 〜院内でできる除菌システムとフッ化物の応用〜

PROFILE

福岡県出身 歯学博士

1981年
九州歯科大学歯学部卒業
1985年
九州歯科大学大学院終了
1987年
ノースウエスタン大学 微生物学研究員
1990年
岩手医科大学歯学部 口腔衛生学講座助教授
1993年
国立予防衛生研究所 口腔科学部長
2000年
九州大学大学院歯学研究院 口腔保健開発学併任教授
国立保健医療科学院 口腔保健部長

2008年より鶴見大学歯学部 探索歯学講座教授

著書

  • 『オトナこそ歯が命』(小学館)
  • 『Preventive Periodontology 臨床を支えるサイエンスを知る、唾液検査を活用する、生活習慣病を予防する』(医歯薬出版)
  • 『むし歯・歯周病 ホーム・メディカ・ビジュアルブック もう歯で悩まない』(小学館)
  • 『う蝕学 チェアサイドの予防と回復のプログラム』(永末書店)
  • 『最新3DS環境 う蝕ステージペリオステージ』(デンタルダイヤモンド社)

講演概要

現在の歯科医療の問題点は外科医ばかりで内科医がいないことである。内科と外科の違いは、メスを握るか、握らないかの違いであるが、歯科においてはタービンを握るか、握らないかの違いと言えるだろう。タービンを握らない歯科医とは、簡単に言うと歯科衛生士である。歯科衛生士法第二条では「一、歯牙露出面及び正常な歯茎の遊離縁下の付着物及び沈着物を機械的操作によって除去すること。二、 歯牙及び口腔に対して薬物を塗布すること。」を歯科衛生士の業務と規定している。歯科医院で内科的な医療サービスを拡充するためには、薬物塗布方法の改良と塗布する薬物の開発、その効果の評価方法のマニュアル化が必要である。厚生労働省が集計している平成18年度の医療費配分では、内科が総医療費の約半分(48.9%)を占め、外科医療費(6.6%)を大きく上回っている。医科の医療費配分を単純に歯科医療費にあてはめれば、院内でできる除菌システムとフッ化物の応用など内科的な歯科サービスを患者に提供していない歯科医院は、医療費の二分の一の収入しか得られないことになる。本講演では、歯を失いたくないという住民ニーズに応える内科的な歯科サービスの提供の具体的方法について解説し、歯科医院において内科的な役割を担う歯科衛生士の新しい役割を明らかにする。